ユピテル(ゼウス) ユノの罠にはまったバッカスの母セメレ 「セメレお嬢さま、本当にユピテル様だとよいのですが……。名ばかりではあてになりません。何か証拠を見せてもらいなさい。たとえば、本来のご威光を身につけて会いにきて欲しいとか願いなさいませ」 2021-07-09
ディアナ(アルテミス) 鹿に変身したアクタイオンはカドモスの孫 アクタイオンの頭からは雄鹿の角が生えてきました。顔と首は伸び、手は前足になり、全身はまだらの毛皮におおわれます。そう、鹿に変身したのです。そんな彼にさらなる災難が襲います。 2021-07-07
ミネルウァ(アテナ) テーバイ市の創始者カドモスは、エウロペの兄 カドモスへのアポロンの神託「一頭の牛が、荒野でお前と出会うだろう。この牛を案内者として、旅を続けるのだ。牛が休んだ草原に、壁を築き、そこをボイオティアと呼ぶが良い」 2021-07-02
ユピテル(ゼウス) ユピテル自ら白い牛に変身し、エウロぺをさらう 海岸の近くでは、アゲノル王の娘エウロぺがチュロスの乙女たちと花を摘んだりして遊んでいました。今回ユピテルが狙った娘が、このエウロぺです。 2021-06-28
アポロ(アポロン) メルクリウス、家畜の番人バットスを「密告の石」に変身させる メルクリウス(ヘルメス)は牛を後ろ向きに歩かせて、牛たちがどこに行ったのかわからなくしたのです。実に巧妙な手口で、いかにも盗みの神の面目躍如といった話。それを見ていたのが、老人バットスです。 2021-06-25
ミネルウァ(アテナ) 真っ黒な石に変身したケクロプスの娘アグラウロス アグラウロスは立ち上がろうとしましたが、座っていた足は気だるさで動きません。呼吸も思うようにはできません。もはや言葉もだせす、その顔は血の気もありません。石に変身していたのです。 2021-06-24
ネプトゥヌス(ポセイドン) 小カラスに変身したコロニスとケクロプスの3人の娘 コロニスは、天に手を伸ばしました。すると、その手は軽い羽毛となり黒く変わっていきました。衣服も羽毛となって、体をおおっていきます。小カラスに変身したのです。 2021-06-20
アポロ(アポロン) 白いカラスが黒く変身した理由と医術の神アスクレピオス 「さしでがましくも、彼女の不貞を知らせ、こんな悲しみのもとを作ったあの鳥も、我が弓や矢も、そしてこの手もみんな憎らしかった」。この時から白いカラスは、黒く変身させられました。 2021-06-11
ディアナ(アルテミス) 熊に変身したカリスト。おおくま座とこぐま座 カリストの手からは黒い毛が生えてきました。指の先は、するどいかぎ爪になりました。口は大きくさけて、その声は「ガォー」と言うと、カリストは熊に変身したのです。 2021-06-07
アポロ(アポロン) 白鳥に変身したキュクノス(白鳥座)の3つのお話 キュクノスの男らしい声がか細くなり、髪の毛は白い羽毛になり、胸からは首が長くのび、指は赤くなり水かきでくっつきました。体も羽毛でおおわれ、キュクノスは〈白鳥〉になったのです。 2021-06-06
アポロ(アポロン) パエトンの墜落②ユピテル(ぜウス)雷ていでパエトンを打つ 天も地も海も、火の熱さで焼かれていきます。大地の女神は大神ユピテル(ゼウス)にどうにかしてくれと叫びます。ユピテルは、雷ていでパエトンを打つことにしました。 2021-06-05
アポロ(アポロン) パエトンの墜落①パエトン、アポロン神の馬車に乗る アポロン神は「時」の女神に馬を馬車につなぐよう命じます。パエトンは若者らしくさっと馬車にとび乗ります。そして、たづなを手にするとすっくと立ち、父アポロン神にほほえみました。 2021-06-04