アポロ(アポロン) タカになったダイダリオンと娘キオネの死 哀れに思ったアポロンは、兄ダイダリオンに翼を与え空中に浮かばせました。曲がったクチバシと鉤状の爪も与えました。ダイダリオンは人間の時の荒々しさはそのままに、どう猛なタカに変身したのです。 2022-06-15
アポロ(アポロン) 【ラオメドン王】アポロン神とヘラクラスへの虚言と偽誓 ミダス王の秘密を知った理髪師。館をこっそり抜け出し、野原に行くと地面に穴を堀ってその穴にささやいたのです。「王様の耳はロバの耳!」と。一年後、野原には葦が一面に生えてきて、風にさやさやそよぐようになりました。 2022-03-26
アポロ(アポロン) 【ヒュアキントス】ヒヤシンスの花に「αι αι」と記された印? 落下する円盤の勢いは強く、地面からはね返ってヒュアキントスの額を直撃しました。少年は地面にたおれました。驚いたアポロン は、すぐさま駆けつけ、美少年を抱きおこしました。 2021-12-24
アポロ(アポロン) 【キュパリッソス】糸杉になった少年 夏のある日のことです。牡鹿は木かげの草地に寝ころんで、涼しい空気をすっていました。そんな牡鹿を、キュパリッソスは誤って投げ槍で刺してしまったのです。 2021-12-18
アポロ(アポロン) 【禁断の兄妹愛②】兄カウノスと妹ビュブリス 水の精たちが涙を受けるために、水路をこしらえてやりました。その後のことです。ビュブロスは自らの涙で溶けさり、泉になったのです。今でも泉からは、水がこんこんと湧き出ているといいます。 2021-12-08
アポロ(アポロン) 【禁断の兄妹愛①】兄カウノスと妹ビュブリス カウノスと遊んでいるとき、ビュブリスは兄に抱きついたり、キスをしたりしました。それはふつうの兄妹の戯れとは違っていました。ビュブリスは妹としての想いをこえ、女としての振舞いだったのです。 2021-12-06
アポロ(アポロン) アポロンと音楽競技で負けたマルシュアスの悲惨な結末と清い河 「ああ、早まったことをしたものだ! たかが笛ひとつでこんな目にあうなんて!」アポロンはマルシュアスの皮を剥いでいきます。剥がれた皮と筋肉のあいだから血が流れでます。 2021-08-31
アポロ(アポロン) リュキアの農夫がカエルになった理由[女神ラトーナの怒り] 女神ラトーナはもはや喉の渇きより、怒りの方が強くなっていました。両手を高く差しあげると、リュキアの農夫たちにむかい「お前たちはこの池で、いつまでも生きていきなさい!」と宣言したのです。 2021-08-30
アポロ(アポロン) アポロンとディアナ、ニオべの子14人を虐殺[ニオべの転落②] ニオべは息子たちに別れの口づけをすると「無慈悲なラトーナ(レト)よ、わたしの悲しみと不幸に満足するがよい。7人の息子の死は、わたしの死と同じ。あなたが勝ったのだ。でも、あなたが勝った? それでも、わたしにはまだ7人の娘がいる」 2021-08-29
アポロ(アポロン) おごり高ぶるニオべ、女神ラトーナをおとしめる[ニオべの転落①] ニオべ「夫アムピオンの竪琴の響きで築き上げられたテーバイ市の城壁と王家は、夫と女王たるわたしの統治下にあるのです。わたしの子供は7人の息子と7人の娘。それに比べると、ラトーナにはアポロンとディアナの2人だけ」 2021-08-28
アポロ(アポロン) 9人の詩神たち(ムーサイ)に乱暴しようとしたピュレネウス 『記憶の娘ごたち、この悪天候と雨をわたしの家でおさけくださいますように』わたしたちはピュレネウスのご好意を受けました。やがて雨も止み、出発しようとすると、彼は扉を閉め、わたしたちに暴力をふるおうとしたのです。 2021-08-19
アポロ(アポロン) レウコトエと太陽神の愛。ひまわりに変身したクリュティエ! ウェヌス(アフロディテ)の復讐は、太陽神をレウコトエに恋させ、さらにその愛人であるクリュティエに嫉妬させることでした。しかし、レウコトエの父王オルカモスは、娘と太陽神の密通を許さず、無情にも娘を生き埋めにしてしまいます。 2021-08-10