ネプトゥヌス(ポセイドン) 女カイニスから男カイネウスへ。ネプトゥヌス(ポセイドン)の暴力と恵み アキレウスたちに語る老ネストル「わたしはかつてテッサリア生まれのカイネウスという男に出会ったことがあった。この男も、やはり剣や槍では、体を傷つけられることはなかった」 2023-02-24
ネプトゥヌス(ポセイドン) アキレウスとネプトゥヌス(ポセイドン)の息子キュクノス、白鳥に変身 トロイア方の勇将キュクノスは、海神ネプトゥヌス(ポセイドン)の息子。彼の体は、剣で切ることや槍で貫くことはできません。アキレウスの槍をもってしても、キュクノスを倒すことできません。 2023-02-10
その他 噂の女神ファーマ(ペメ)、彼女は世界の真ん中に住んでいる! 噂の女神ファーマ(ペメ)はどんな噂話も聞きのがさない、見逃さない好奇心があります。そして、女神の耳には、どんな小さなささやき声も聞こえてしまうのです。ですから、男性諸君、寝物語には充分注意してください。 2022-12-24
トロイア戦争 アウリスのイピゲネイアの犠牲、父アガメムノンの決断! ギリシャ軍の総大将アガメムノンは、娘イピゲネイアの純潔の血を捧げる決断をしました。王としての立場が、親の情に勝ったのです。お供の者たちがすすり泣く中、イピゲネイアは祭壇の前に立ちました。 2022-12-16
ギリシャ悲劇 ヘレネ[4]ヘレネとメネラオス、とうとうエジプトから出航! ヘレネの策略は、恋に狂ったテオクリュメノス王を自在に動かします。ヘレネとメネラオスは快速船を王に手配してもらうと、海岸にいた部下たちを船に乗せ出航します。はたして、ヘレネとメネラオスは無事にエジプトを逃れられるでしょうか。 2022-12-09
ギリシャ悲劇 ヘレネ[3]予言者テオノエとヘレネの一世一代の策略 恐れていた予言者レオノエはメネラオスのことをテオクリュメノス王には黙っていてくれることに。しかし、故国スパルタに帰る方法は自分たちで考えなければなりません。 2022-12-02
ギリシャ悲劇 ヘレネ[2]ヘレネとメネラオスの17年後の再会、予言者テオノエの脅威 メネラオスがトロイアから連れ戻したヘレネは、なんとゼウスの妃ヘラが雲で造った肖像だったのです。パリスの審判でアフロディテに負けたヘラは、ヘレネをパリスに渡したくはなかったのです。しかし、、最大の脅威は王の妹、すべても見通す予言者テオノエです。 2022-11-26
ギリシャ悲劇 ヘレネ[1]驚愕の真実!ヘレネはトロイアでなくエジプトにいた? パリスと一緒にトロイアに連れ去られたメネラオスの妻ヘレネ。ギリシャ人に不貞の女、不実の女と批判されました。しかし、この悲劇『ヘレネ』では、パリスに連れ去られたのは本物のヘレネではないうことですが? 2022-11-21
ギリシャ悲劇 トロイア戦争|ヘカベ[3]トラキア王ポリュメストルへの制裁 ヘカベは女たちの手を借り、トラキアの支配者ポリュメストルの目を潰し、二人のふたりの幼子も殺して、ポリュドロスの復讐を果たしました。アガメムノンはこの騒ぎを公平に判断するために、ポリュメストルとヘカベの言い分を聞きます。 2022-11-06
ギリシャ悲劇 ヘカベ[2]さらなる悲劇 末っ子ポリュドロスの死 ポリュクセネの犠牲 女の中で一番不幸なトロイア王プリアモスの妃 トロイアのヘカベの娘ポリュクセネは、処刑される前にこう言いました。「わたしは進んで死ぬのです。誰もわが身に触れてはなりません。首は差し出しましょう。自由な女として死ぬために」と… 2022-11-03
ギリシャ悲劇 ヘカベ[1]女の中で一番不幸なプリアモス王の妃 トロイアの王妃ヘカベ。これほどの不幸な女性の話は聞いたことはありません。ヘカベの子供たちすべて、トロイア陥落前後に、みな殺されてしまいました。その悲惨な彼女を扱った悲劇が、エウリビデス作『ヘカベ』です。 2022-10-31
ギリシャ悲劇 アイアス[3]カルカスの予言と弟テウクロスの焦燥 妻や部下に本心を告げず自害したアイアス。アキレウスに次ぐ英雄の最後としては実に悲惨な死というほかはありません。アイアスに殺されそうになったオデュッセウスが、最後に意外にもアイアスを讃えたことはほっとした終幕です。 2022-10-25