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このギリシャ・ローマ神話3つのポイント
  1. ティタン族の母・大地女神テラ(ガイア)は、新たな巨人ギガンテスを生みます。
  2. オリュンポスの神々vsギガンテス。その後、リュカオン王をはじめとする悪い人類が、地上にはびこります。
  3. ユピテル(ゼウス)は怒り、人類をを滅ぼすことをオリュンポスの神々に宣言。
    ※神の名前は、ローマ神話名(ギリシャ神話名)です。

巨人たちとの戦い - ギガントマキア

巨人たちの反乱-ギガントマキア〈ギガントマキア〉巨人たちとの戦い

銀の時代の前のことです。大神ユピテル(ゼウス)とオリュンポスの神々は、サトゥルヌス(クロノス)を王とするティタン族という巨人族と戦いました(ティタノマキア)。勝ったユピテルは、ティタン族を地の底タルタロスにとじこめてしまいます。

怒ったティタン族の母である大地女神テラ(ガイア)は新しい巨人族を生み、ユピテルに復讐しようとします。この戦い(ギガントマキア)では、巨人たちは山々をつみあげて天上界をせめようとしました。

しかし、ユピテルは雷ていを投げてオリュンポスの山を砕き、ペリオンの峰をその土台にあたるオッサ山から振り落としました。。こうして、巨人たちは自ら積みあげた岩におしつぶされ、死んでしまいました。この時、母なる大地は巨人たちの血で真っ赤に染まりました。そして、大地は流されたあたたかい血潮に生命をあたえ、人間にしました。

この新しい種族も鉄の時代の人間と同じく、神々をあなどり、野蛮な殺りくと暴力を好んだといいます。

人類を滅ぼすことを宣言するユピテル

大神ユピテル(ゼウス)は、オリュンポスの神々を自分の王宮に召集しました。神々は、天の「乳の道(天の川)」を通って集まってきます。この「乳の道」の脇には、神々の荘厳な宮殿が立ち並んでいます。

ユピテルは、神々に自分の決断を宣言します。

「巨人たちが攻めてきた時ですら、今ほどの不安を持ったことはなかった。黄泉の河ステュクスに誓って言うが、人類は滅ぼさなければならぬ。人類という患部が、森や田園に住む半神、牧神、妖精、獣神たちに伝染するからだ。半神たちを天界に住まわせることはできないが、地上での安住は守ってやらなければならない。

諸君の王であるわたしに、凶暴なリュカオンが罠をしかけるまでになった今、彼ら半神たちの安全は風前の灯である」

リュカオンの罠に驚いたオリュンポスの神々は、リュカオンを罰するよう叫ぶと沈黙しました。

ユピテルは沈黙をやぶり答えました。「リュカオンにはすでに罰をあたえている。が、彼の罪がどのようなものであり、その報いがどのようにされたか教えよう」

オオカミに変身したリュカオン

ユピテル(ゼウス)とリュカオン(狼男)ユピテルとリュカオン(オオカミ男)

「今の世の中が悪いという評判は、わたしの耳にも達していた。それが偽りであると願い、わたしは人間の姿で地上をめぐり歩いてきた。世の中は、聞いていた以上に悪かったのだ。

わたしがアルカディアの王リュカオンの屋敷についたのは、夜になりかけたころだ。さきに、神がきたことを告げていたので、人々は祈っていた。だが、リュカオンはその祈りをあざわらい『ここにいるのが本当に神なのか、人間なのか、はっきりさせよう』と言ったのだ。

その夜、わたしがぐっすり眠っていると、リュカオンが殺そうとやってきた。さらに、彼はとらえていた人間を殺し、肉を鍋でゆで、一部を焼いて食事にだしたのだ。すかさず、わたしは屋敷と家来たちに雷ていをおとした。しかし、リュカオンだけは逃げていった。

だがな、逃げたリュカオンは人間の言葉をしゃべることもできず『ウォーン』とほえるだけであった。服はもじゃもじゃの毛に、手は前足になった。その顔は人間のときと同じように険悪で、その目つきは悪かった。そう、オオカミに変身したのだ。

こうして、リュカオンの家は滅んだ。だが、このような家は一つだけではなかった。大地の広がるかぎり、『狂乱』がどこの家でも支配していた。もはや、人類は罰をうけねばならぬ。それも早いほどよい。これがわたしの決定だ」

オリュンポスの神々は、ユピテルにたずねました。「人間がいなくなったら、地上はどんな姿になるのでしょう。だれがわたしたちに祈りをささげてくれるのでしょうか?」

すると、ユピテルは「今までの人間とはちがった新しい人間を生みだそう」と、約束しました。

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