ギリシャ悲劇 テーバイ攻めの7将[1]迫るアルゴス勢と恐れるテーバイの乙女たち 弟エテオクレス王のテーバイ市7つの城門を取り囲んだ兄ポリュネイケスを含めたアルゴス勢の7将。今まさに戦いがはじまりますす。テーバイ市の乙女たちは戦いを恐れますが、テーバイ王は「臆病風を吹き込むのはやめろ」と彼女らを叱ります。 2022-08-12
ギリシャ悲劇 テーバイ攻めの7将[2]テーバイ市7つの門の両軍の将がすべて決定! テーバイの七つの門を攻めるアルゴス勢の将と迎え撃つテーバイの将が、すべて決まりました。第七門の敵将は兄ポリュネイケス、それに対するのは弟エテオクレスです。兄弟はどちらも、これは父オイディプスの呪いだと覚悟を決めています。 2022-08-13
ギリシャ悲劇 テーバイ攻めの7将[3]兄弟ポリュネイケスとエテオクレスの死 テーバイ攻めの7将、ついに決着。オイディプスの息子ポリュネイケスとエテオクレスの両者はともに死に、父オイディプスの呪いが成就しました。ライオス、オイディプスとその息子へと三代にわたった悲劇。しかし、不幸はまだ続くのです。 2022-08-14
ギリシャ悲劇 アンティゴネ[1]叔父の新王クレオンへの反逆 『テーバイ攻めの7将』で、町を護って戦ったエテオクレスはねんごろに弔われます。しかし、攻めてきたポリュネイケスは鳥獣の餌にされ、これを弔う者は死刑に処すと布告が出されました。しかし、布告に逆らう決意をしたアンティゴネには、新たな苦難がはじまります。 2022-08-15
ギリシャ悲劇 アンティゴネ[2]神の法(ピュシス)vs 人間の法(ノモス) アンティゴネは人間の法より神の法に従い、兄ポリュネイケスを葬ろうとしました。その意志は、死罪になろうとも変わりません。また妹のイスメネは姉に手をかしていませんが、自分も姉と一緒に死罪になろうとします。 2022-08-16
ギリシャ悲劇 アンティゴネ[3]予言者テイレシアス、クレオン王を諫める アンティゴネは、町外れの岩窟へ閉じ込められます。大予言者テイレシアス、クレオン王を諫めるためにやってきます。しかし、クレオンは「ご老人も、ついに欲に目がくらんだか」と、自分の頑迷さから拒否します。 2022-08-17
ギリシャ悲劇 アンティゴネ[4]クレオン王の悲劇 予言者テイレシアスの言葉に反省したクレオン王は、アンティゴネの解放とポリュネイケスの葬式を認めました。しかし間に合わず、アンティゴネはすでに首をくくっていました。そばには慟哭するクレオン王の息子ハイモン。彼は王に斬りかかります。 2022-08-18
ギリシャ悲劇 アガメムノン[1]トロイア戦争からの凱旋日 トロイア陥落がアガメムノンの王妃クリュタイムネストラに伝令よりも早く、松明の火によって知らされます。彼女の心には邪心があり、夫の帰還の日を知りたかった理由があったのです。そんな中、アガメムノンが凱旋しました。 2022-08-20
ギリシャ悲劇 アガメムノン[2]カッサンドラの不吉な予言 アガメムノンの奴隷となったトロイア王妃カッサンドラには、アトレウス家の忌まわしい過去、アガメムノンの運命、さらに自分の死も見えてしまいます。しかし、彼女には運命から逃れる術はありません。 2022-08-21
ギリシャ悲劇 アガメムノン[3]妻と情夫アイギストスに殺害される ついに、アガメムノンが殺害されます。奴隷として連れてこられたトロイアの王女カッサンドラも一緒に殺されます。クリュタイムネストラとアイギストスに復讐するアガメムノンの子オレステスは、今はどこにいるのでしょうか。 2022-08-22
ギリシャ悲劇 供養する女たち[1]オレステスと姉エレクトラの再会 オレステスは親友ピュラデスと共にアルゴスに帰郷し、父アガメムノンの墓前に。そこへ母親クリュタイムネストラから形だけの供養を命じられたエレクトラと侍女たちがやってきます。再会するオレステスと姉エレクトラ。 2022-08-23
ギリシャ悲劇 供養する女たち[2]オレステスの仇討ち計画 オレステスとピュラデスは"オレステスの訃報"を持ってきた客人を装い、館に入ります。内心喜んだクリュタイムネストラは、オレステスの乳母だったキリッサに愛人アイギストスを呼びに行かせます。 2022-08-24