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このギリシャ・ローマ神話3つのポイント
  1. ヘラクレスが神になり、青春の女神ヘベが妻となります
  2. ユピテル(ゼウス)が誘拐し愛したガニュメデス
  3. ガニュメデスと水瓶座
    ※神の名前は、ローマ神話名(ギリシャ神話名)です。

ヘラクレスの神格化、女神ヘベが妻となる

ヘラクレスはユピテル(ゼウス)とアルクメネの子で、半分神で半分人間でした。彼が死んだ時、この人間の部分が死んだのです。ヘラクレスは神格化されて、天界に招待されました。

長いあいだ、アルクメネとヘラクレスを憎んできたユピテルの妻ユノ(ヘラ)も、やっと2人を許し、娘へべをヘラクレスの妻にしたのです。

ヘラクレスの神格化ヘラクレスの神格化(右上がへべ?)

ユピテルが誘拐し愛したガニュメデス

ユノ(ヘラ)の娘、青春の女神ヘベは神々の給仕を務め、ネクタルを神々にお酌していました。このへべがヘラクレスと結婚したため、その給仕役がいなくなってしまったのです。

そこで、ユピテル(ゼウス)は、トロイアの美少年ガニュメデスに目をつけました。彼はトロイア初代の王トロースの子。母は、河神スカマンドロスの娘カリロエと言われています。

ユピテルは自らワシとなり、オリュンポス山を飛び立つと、トロイアの地イーデー山はすぐ眼下にあります。ユピテルは急降下すると、羊の世話をしていたガニュメデスを誘拐します。

こうして、ユピテルは、ガニュメデスを給仕にし、愛人にもしたのです。もちろん、妻のユノ(ヘラ)は面白いはずはありません。しかし、ユピテルに逆らうことはできません。

ガニュメデスを失い落胆した父トロースには、速い神馬が与えられました。別説では、ヘーパイストスの作った黄金のブドウの木が与えられたと言います。

ガニュメデスの誘拐ガニュメデスの誘拐

ガニュメデスとみずがめ座(水瓶座)

みずがめ座(水瓶座)は、ガニュメデスが瓶を持っている姿だと言われています。これは彼の父トロースの慰めのために、ユピテル(ゼウス)が星座にし、いつでも息子を見られるようにしたのだそうです。

みずがめ座(水瓶座)みずがめ座(水瓶座)