アポロン 若きアポロン神のピュトン退治 デウカリオンとピュラによって生みだされた人間がふえてきたころ、おそろしい生きものも生まれました。巨大なヘビのピュトンです。そこに現れたのが、若きアポロン神です。 2021-05-29
アポロン 若きアポロン神と月桂樹に変身したダプネ アポロンの手がダプネに触れそうになりました。そこは、ダプネの父ペネイオスの河辺。彼女は叫びました。「助けて、お父さま! 河の流れが神性を持っているなら、わたしを別のものにかえてください!」 2021-05-30
アポロン パエトンの墜落①パエトン、アポロン神の馬車に乗る アポロン神は「時」の女神に馬を馬車につなぐよう命じます。パエトンは若者らしくさっと馬車にとび乗ります。そして、たづなを手にするとすっくと立ち、父アポロン神にほほえみました。 2021-06-04
アポロン パエトンの墜落②ユピテル(ぜウス)雷ていでパエトンを打つ 天も地も海も、火の熱さで焼かれていきます。大地の女神は大神ユピテル(ゼウス)にどうにかしてくれと叫びます。ユピテルは、雷ていでパエトンを打つことにしました。 2021-06-05
アポロン 白鳥に変身したキュクノス(白鳥座)の3つのお話 キュクノスの男らしい声がか細くなり、髪の毛は白い羽毛になり、胸からは首が長くのび、指は赤くなり水かきでくっつきました。体も羽毛でおおわれ、キュクノスは〈白鳥〉になったのです。 2021-06-06
アポロン 白いカラスが黒く変身した理由と医術の神アスクレピオス 「さしでがましくも、彼女の不貞を知らせ、こんな悲しみのもとを作ったあの鳥も、我が弓や矢も、そしてこの手もみんな憎らしかった」。この時から白いカラスは、黒く変身させられました。 2021-06-11
アポロン メルクリウス、家畜の番人バットスを「密告の石」に変身させる メルクリウス(ヘルメス)は牛を後ろ向きに歩かせて、牛たちがどこに行ったのかわからなくしたのです。実に巧妙な手口で、いかにも盗みの神の面目躍如といった話。それを見ていたのが、老人バットスです。 2021-06-25
アポロン おごり高ぶるニオべ、女神ラトーナをおとしめる[ニオべの転落①] ニオべ「夫アムピオンの竪琴の響きで築き上げられたテーバイ市の城壁と王家は、夫と女王たるわたしの統治下にあるのです。わたしの子供は7人の息子と7人の娘。それに比べると、ラトーナにはアポロンとディアナの2人だけ」 2021-08-28
アポロン アポロンとディアナ、ニオべの子14人を虐殺[ニオべの転落②] ニオべは息子たちに別れの口づけをすると「無慈悲なラトーナ(レト)よ、わたしの悲しみと不幸に満足するがよい。7人の息子の死は、わたしの死と同じ。あなたが勝ったのだ。でも、あなたが勝った? それでも、わたしにはまだ7人の娘がいる」 2021-08-29
アポロン アポロンと音楽競技で負けたマルシュアスの悲惨な結末と清い河 「ああ、早まったことをしたものだ! たかが笛ひとつでこんな目にあうなんて!」アポロンはマルシュアスの皮を剥いでいきます。剥がれた皮と筋肉のあいだから血が流れでます。 2021-08-31
アポロン 【ヒュアキントス】ヒヤシンスの花に「αι αι」と記された印? 落下する円盤の勢いは強く、地面からはね返ってヒュアキントスの額を直撃しました。少年は地面にたおれました。驚いたアポロン は、すぐさま駆けつけ、美少年を抱きおこしました。 2021-12-24
アポロン 【ラオメドン王】アポロン神とヘラクラスへの虚言と偽誓 ミダス王の秘密を知った理髪師。館をこっそり抜け出し、野原に行くと地面に穴を堀ってその穴にささやいたのです。「王様の耳はロバの耳!」と。一年後、野原には葦が一面に生えてきて、風にさやさやそよぐようになりました。 2022-03-26