弟エテオクレス王のテーバイ市７つの城門を取り囲んだ兄ポリュネイケスを含めたアルゴス勢の７将。今まさに戦いがはじまりますす。テーバイ市の乙女たちは戦いを恐れますが、テーバイ王は「臆病風を吹き込むのはやめろ」と彼女らを叱ります。

テーバイの七つの門を攻めるアルゴス勢の将と迎え撃つテーバイの将が、すべて決まりました。第七門の敵将は兄ポリュネイケス、それに対するのは弟エテオクレスです。兄弟はどちらも、これは父オイディプスの呪いだと覚悟を決めています。

テーバイ攻めの7将、ついに決着。オイディプスの息子ポリュネイケスとエテオクレスの両者はともに死に、父オイディプスの呪いが成就しました。ライオス、オイディプスとその息子へと三代にわたった悲劇。しかし、不幸はまだ続くのです。

オレステスは親友ピュラデスと共にアルゴスに帰郷し、父アガメムノンの墓前に。そこへ母親クリュタイムネストラから形だけの供養を命じられたエレクトラと侍女たちがやってきます。再会するオレステスと姉エレクトラ。

オレステスとピュラデスは＂オレステスの訃報＂を持ってきた客人を装い、館に入ります。内心喜んだクリュタイムネストラは、オレステスの乳母だったキリッサに愛人アイギストスを呼びに行かせます。

オレステスは、父の仇である母クリュタイムネストラと愛人アイギストスを殺します。が、母の霊が復讐の女神（エリニュス）を呼び、オレステスをどこまでも追いかけます。

オレステスは、父の仇である母クリュタイムネストラと愛人アイギストスを殺しました。しかし、母の霊が復讐の女神エリニュスを呼び出し、オレステスをどこまでも追いかけさせます。

「無慈悲の石」側に復讐の女神エリニュス、「非行の石」側にアポロン神とオレステス。評決は6対6に。アテネの1票がオレステスの運命を決します。その時、復讐の神エリュニュスは……。

権力と無言の暴力、ゼウスの子ヘパイストスにより縛られたプロメテウス。そこに登場した叔母オケアノスの娘たちに、ティタン神族との戦いにゼウス側についた理由と人間に火を与えた理由を話します。

孫のプロメテウスに、ゼウスと和解するよう助言しようとやってきた大洋神オケアノス。「御身は知恵に富んでいようが、身の程をよくわきまえた方がよかろう。新しい王ゼウスには、調子を合わせることだ」

（プロメテウス） アイスキュロス作『縛られたプロメテウス』No.3 プロメテウスは、イオの未来と彼女の子孫が自分を解放することを語ります。 その後、ゼウスの子ヘルメスがやってきて、ゼウスの秘密を聞き出そうとします。「プロメテウスよ、父ゼウス…

ダナオスとアイギュプトスは双子の兄弟。ゼウスに連れ去られたイオの子孫です。ダナオスには50人の娘がおり、アイギュプトスには50人の息子がいます。50人の娘たちは50人の息子たちから求婚されました。しかし…