ギリシャ悲劇 アルケスティス[1]あなたは、愛する人のために死ねますか? アドメトスが死ぬ時、誰かが身代わりになれば本人は生きながらえる。しかし、老いた両親をはじめ、親しい誰もが身代わりになろうとはしませんでした。そんな中、妻アルケスティスが身代わりになったのです。 2022-09-25
ギリシャ悲劇 アルケスティス[2]友ヘラクレスをもてなし、父ペレスを罵る 妻の死を隠してまで、友ヘラクレスをもてなすアドメトス。また、身代わりになって死ななかった父ペレスを罵るアドメトス。自分は妻を犠牲にして生きています! 2022-09-27
ギリシャ悲劇 アルケスティス[3]死神と戦うヘラクレス、奥方を取り戻す ヘラクレス「さあ、ゼウスとアルクメネが生んだ息子が、どんなものか見せてやろう。どうあっても、亡くなった奥方アルケスティスをこの館にとり戻してやる」 2022-09-30
ギリシャ悲劇 ヒッポリュトス[1]愛の女神アフロディテの嫉妬心と怒り! 私アフロディテに向かって思い上がった振る舞いをするものは、神であろうと人であろうと必ず打ち倒す。テセウスの息子ヒッポリュトスは、私を忌まわしい神と呼び、愛の喜びを卑しめている。 2022-10-03
ギリシャ悲劇 ヒッポリュトス[2]テセウスの子を恋する継母パイドラと貞淑の誇り! 乳母から継母パイドラの自分への恋を告げられたヒッポリュトス。激しく激怒し、乳母とパイドラをののしります。ついに、パイドラは死を選び、彼女の死を目の当たりにしたテセウスは… 2022-10-06
ギリシャ悲劇 ヒッポリュトス[3]テセウスの怒りにポセイドンが雄牛を派遣 パイドラの偽りの書板を信じ、息子ヒッポリュトスに激怒するテセウス。テセウスの呪い(ポセイドンの雄牛)が、ヒッポリュトスに襲いかかります。死に瀕したヒッポリュトスとテセウス。狩と月の女神アルテミスが現れ真実を教えます。 2022-10-08
ギリシャ悲劇 トロイアの女たち[1]敗戦国トロイアの女たちの悲嘆 トロイアの敗戦後、女たちは戦勝国ギリシャの男たちの奴隷や夜伽の相手として扱われます。特に悲惨なのは王妃や王女。以後、彼女らは高い身分から奴隷や夜伽の身分に落とされるからです。 2022-10-12
ギリシャ悲劇 トロイアの女たち[2]カッサンドラの狂気とアンドロマケの絶望 ヘカベの二人の娘カッサンドラとポリュクセネ。その予言は信じてもらえないカッサンドラ、アキレウスの墓の前で犠牲にされたポリュクセネ。また、ヘクトルとアンドロマケの子は城壁から落とされ殺されます。 2022-10-13
ギリシャ悲劇 トロイアの女たち[3]戦争の原因ヘレネ vs 悲嘆のヘカベの論争 ヘレネ vs ヘカベ。ヘレネの言い分は独りよがり。ヘカベは敢然と反論します。今まで悲嘆にくれていたのが嘘のよう。ヘカベはいざという時には凄い力を発揮します。 2022-10-15
ギリシャ悲劇 ヘカベ[1]女の中で一番不幸なプリアモス王の妃 トロイアの王妃ヘカベ。これほどの不幸な女性の話は聞いたことはありません。ヘカベの子供たちすべて、トロイア陥落前後に、みな殺されてしまいました。その悲惨な彼女を扱った悲劇が、エウリビデス作『ヘカベ』です。 2022-10-31
ギリシャ悲劇 ヘカベ[2]さらなる悲劇 末っ子ポリュドロスの死 ポリュクセネの犠牲 女の中で一番不幸なトロイア王プリアモスの妃 トロイアのヘカベの娘ポリュクセネは、処刑される前にこう言いました。「わたしは進んで死ぬのです。誰もわが身に触れてはなりません。首は差し出しましょう。自由な女として死ぬために」と… 2022-11-03
ギリシャ悲劇 トロイア戦争|ヘカベ[3]トラキア王ポリュメストルへの制裁 ヘカベは女たちの手を借り、トラキアの支配者ポリュメストルの目を潰し、二人のふたりの幼子も殺して、ポリュドロスの復讐を果たしました。アガメムノンはこの騒ぎを公平に判断するために、ポリュメストルとヘカベの言い分を聞きます。 2022-11-06