ギリシャ悲劇 バッカスの信女[1]情け容赦ない若い神の決断 ディオニュソス(バッカス)はゼウスとテーバイの祖カドモスの娘セメレの子。ディオニュソスが、母セメレの故郷テーバイに自分の信女を連れて帰ってきました。しかし、ペンテウス王は、神ディオニュソスを認めようとはしません。 2022-09-12
ギリシャ悲劇 バッカスの信女[2]取り憑かれた女たちの狂気と神の策謀 「まんまと、網にかかったぞ。王は信女のところに行き、命を落とし、罪を償うことになるのだ」と、神ディオニュソス。これが、ギリシャ神話の神。神は非礼を働く人間には、情け容赦がありません。 2022-09-13
ギリシャ悲劇 バッカスの信女[3]ペンテウスの死と母親アガウエの悲哀 「母上、私です。倅のペンテウスです……」。アガウエは息子の胴に足をかけて左腕を引きちぎると、叔母イノは右腕を、叔母アウトノエと他の女どもは肉を引きちぎり、ペンテウス王はバラバラにされてしまいました。 2022-09-14