プロセルピナは友達とすみれやゆりの花を摘んでいたのです。そんなプロセルピナを見つけた冥王ハデスは、あっという間に彼女を連れ去ったのです。彼女は女友達に助けを求め、母親の名を呼びつづけます。
ハデスの記事一覧
ハデスを阻止できなかった妖精キュアネは、話すこともできなくなり、体は柔らかくなり、爪や骨は硬さを失っていきます。全身の中でほっそりした部分、水色の髪の毛、手足などが溶けてゆきます。
娘プロセルピナ(ペルセポネ)の消息がわかると、豊饒の女神ケレス(デメテル)はしばし呆然としていました。やがて放心状態からさめると、車を駆ってオリュンポスへ向かい、大神ユピテル(ゼウス)へつめよります。